求人募集のおはなし Vo.4「できるって何?」
今回は「できるって何?」というお話です。
これまで「見えるって何?」そして「分かるって何?」という事を少しロジカルにお話しさせて頂いてきました。
そしてそのラストに「出来る」という事について少しお話しさせて頂きたいと思います。
これは名の通り「いわゆるつくれる」という事になりますよね..
僕らで言うところの「髪を実際に鋏で切って、髪型をつくる」これが出来ると言う事だと思います。
そこで大事な点があって
僕らのお仕事は「結果オーライではなく、言った通り(思った通り)につくれる」という事が最低限必要です。
お分かりいただけますでしょうか?笑
要するに「再現性の精度」が高くなくては意味がない。という事です。
「自由に作るのではなく、狙った通りに作れる必要がある」という事です。
なんとなく分かりますかね..?
おさらいをしますと
1、「完成形が見える(想像できる事)」
2、「具体的なつくり方が分かること(理解していること)」
3、「具体的につくれる技を持っている事」「この3つが整って初めてプロ」と言われるという事です。
そして3つ目の「具体的に切れる技」この中には大きな技術力が隠れています。
「素材に対する経験」です。
要するに「経験値」です。
言い方を変えると「どれだけの数、失敗を経験してきたか?」という事です。
失敗とは「想像と違った結果になったこと」です。
それをひたすら「反省し、悩み、学び、そのズレを修復してきた体験の数」です。
実は「この想像通りではない(思い通りにいかない)と言う現実を乗り超えた先」にしか「本当の自信は存在しない」ということを実体験を通して身につけて行く」事で、本当の不安は無くなるものです..
少し分かりずらいですよね..汗
何が言いたのかと言いますと
「時間と手間をかけて手に入れたものは、簡単には手に入らない大きな価値を生みだす」
と言う事です。
※知識だけでは「本当の真実を知る事が出来ない」という事です。
技術職にとって「努力は絶対に無駄にならない」のです。
なぜなら「成功も失敗も全ては、引き出しの幅を広げるための大切な経験となる」からです。
「見えること」
「分かること」
「できること」
この3つのステップを大切に育てていけば「誰にも奪う事の出来ない、自分だけの財産になる」
これが私の考える「美容師の力」です。
ぜひ「生涯の財産」を身につけて行きましょう。
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