知識は学ぶだけ学んだら、捨てる
題名こんなですが..実は
ブリーチって何で使うの?
というお話です..笑
まずは
明るくしたい=ブリーチ
一概にそういうわけでもありません..
必要のない色味を取る=ブリーチ
という図式の方が僕は正しいかな..
そう思っています
たとえばよくグレー味って言いますよね..
ただよくよくグレーという色を考えてみると
かなり薄い色ですよね..?
絵具で作った場合は..
たくさんの白に、ほんの少し黒を足す程度ですよね..笑
言い換えると
薄い色の上にしかグレーって見えないですよね?笑
「色の支配力」
っていうのが存在していて
たとえば
薄い色<濃い色
これは何となくそうですよね..笑
同じ色味の場合は単純に濃い色が強いですよね..
弱い色<強い色
これは少し複雑で..
違う色同士でもありますよね..
例えば単純なところで見てみると..
黄色<オレンジ<赤
みたいな..笑
なんとなく想像できそうですね..
では..
青と緑では?
どちらが強いのでしょう?
あくまでも同じくらいの色の濃さで考えた場合です..
少し化学っぽいですよね..笑
正解は..
混ざります..
いわゆる
新しい色になります..
青緑に変化します..
赤とオレンジでもそうで..
レッドオレンジになりますね..笑
簡単にいうと..
隣り合っている色同時ですので混ざります..
いわゆる.
南と東の関係性の様に..
南東となります..笑
では..同じ様に
混ざらない北と南は..?
北南はないですよね..笑
色味で言うと.
緑と赤とか..
これは
打ち消し合う関係性です..
カラーでいうところの補色使いと言って
髪の必要のない色味を消したいときに使うやり方ですね..
お料理で言うと..
ゴーヤの苦味を抑える為に卵を使う..的な..汗
分かりづらいですね..汗
そして唯一
全ての色味に対して中立の立場であるのが..これらの
無彩色(黒、白、グレー)と言われる軍団です..笑
どの色の上にも重なる色です..
色って面白いですね..笑
よって
カラーリングのお仕事の裏側には..
必要のない色味を..
隠す方法と(通常のカラーリング)..
そして..消す方法(トランクでいうクリアトーンカラーは、この仕組みを取り入れたカラーリングですね)があるんですね..
要するに
ブリーチの必要性は
後者の、必要のない色味を取り除く..というやり方なんですね..
これは
「トランクではなぜクリアトーンカラーを推薦しているのか?」
というところにも繋がります..
クリアトーンカラーに配合されている特殊なブリーチは..
自動的に、髪の赤みとオレンジ味をブリーチしてくれるのです..
これはあらゆる色味を髪で表現するにあたって
支配力の強い赤みをとってくれるのはかなり..
心強いのです..
クリアトーンカラーされている方はすでに..
実感されてますよね..
そうやって僕ら美容師は色を考えてはいます..笑
ですので
どうしても完璧に出せない色味や
未熟で出せなかった色..汗
なども無くはないのです..
申し訳ございません..
ただこう言った
頭の知識をしっかりと持った上で..
実験や、たくさんの経験を重ね判断しています..
そして最後は、頭でデザインするのでは無く..
その時のお客様との感情でデザインする..
お客様と一緒に、今日の献立を考えていく
って言うのが
やはりデザインなのです..笑
次回は
色が落ちたときの、髪の色..について書いてみようと思います..
そしてもう一つ..
例えば..
明るくないけど透明感がある色とか.
色味のない暗い色とか..
柔らかさが欲しいけど明るくしたくない
などの..
一見簡単そうに見えますが..
カラーを使った
色味や明るさの変化では無く..
カラーを使った質感の変化を表現する為には..?
と言うお話もして行きます..
マニアックなお客様へ向けて..笑
ご清聴ありがとうございます..
#長岡市 #美容室 #トランク美容所
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